開発者が書いています

旅行の記録アプリ、どれを選ぶか

2026年8月20日  ·  高島 彬(Shiori Studio)

先に立場を書きます。私はこのページに出てくるアプリのうち「ずぼ旅」を作っている個人開発者です。そのうえで、自分のアプリが負けるところをちゃんと書くようにしました。先に結論だけ言うと、行った国を全部おぼえている人には、手で塗るタイプのほうが安くて速くてきれいです。そちらを使ってください。

「旅行記録アプリ」と呼ばれているものは、実は4種類あります

まとめ記事がわかりにくいのは、この4つを同じ棚に並べているからだと思います。競合ではなく、答えている質問が違います。

1  ·  自分で塗る

手動タイプ — 経県値、Journeys、旅行思い出マップ、市町村制覇

行ったところを自分でタップして塗っていきます。すぐ地図が埋まって気持ちがいいですし、日本ではこのタイプが圧倒的に強いです(経県値は評価1万件を超えています)。

弱点は前提のほうにあります。地図の正確さが、自分の記憶の正確さで決まります。都道府県くらいなら問題ありませんが、市区町村になるとかなり怪しくなりますし、「乗り換えただけの街」「寄っただけの町」はまず入りません。

2  ·  思い出として残す

記録・日記タイプ — おさんぽ記録、LocoLog、旅のしおり系

写真やメモを地図の上に置いていくタイプです。あとから読み返すのが目的なら、これが一番楽しいです。

ただし、続けられる人向けです。私は続けられませんでした。

3  ·  道のりを残す

ルート記録タイプ — ルートヒストリー、Googleマップのタイムライン

通った道を線として記録します。「あの日どのルートで走ったか」を見たいなら、これしかありません。

なお、Googleマップのタイムラインは2024〜25年に端末内保存へ変わり、既定では直近ぶんしか引き継がれませんでした。そこで過去の履歴が消えた人が、いま代わりを探しています。ただしルートが欲しいなら、この段の中から選ぶべきです。下の4番目ではルートは出ません。

4  ·  開かなくても場所だけ残る

自動記録タイプ — ずぼ旅

私が作っているのはこれです。アプリは閉じたままで、iOSの「大幅位置変更」という粗い低消費の信号を使って、通った国・都道府県・市区町村と日付を残します。道のりは残しません。場所だけです。

4つのうち、「記録しようと思わなかった旅」が残るのはこのタイプだけです。

どれを選ぶか(正直な版)

ずぼ旅ができること、できないこと

他のアプリを勧めるページになったので、自分のぶんも同じ粒度で書きます。

できること

できないこと(買う前に読んでください)

App Storeでずぼ旅を見る

このページについて。比較に出したアプリ名と評価件数は、2026年8月20日にApp Storeの検索結果から取得したものです。掲載にあたってお金は一切動いていません。載せる代わりに何かをもらってもいませんし、外す代わりに何かをもらってもいません。事実の誤りがあれば shiori.sutudio@gmail.com までご連絡ください。直します。