先に立場を書きます。私は旅行記録アプリ「ずぼ旅」の開発者で、行った国カウンターも私が作りました。下の3通りのうち2つは、私が作ったものです。地図でざっと眺められれば十分なら、1つめの写真アプリだけで足ります。
位置情報をオンにして撮った写真には、撮影した場所の座標が入っています。取り出し方は3通りあり、どれも無料で始められます。
| 方法 | わかること | 費用・条件 |
|---|---|---|
| ① 写真アプリの地図 | 撮影場所を地図で見られる。国の数や一覧は出ない | 無料。iPhoneに最初から入っている |
| ② 行った国カウンター | 国の数、国ごとの年と枚数、地図の画像 | 無料。ブラウザで動き、写真は送信されない |
| ③ ずぼ旅アプリ | 過去の旅を国・都市・日付で復元し、以後は自動で記録 | ダウンロード無料。一部はプレミアム(買い切り¥800) |
写真アプリで写真を開き、上にスワイプするか「情報」ボタン(ⓘ)をタップします。地図や住所が出れば、その写真には撮影場所が入っています。
撮影場所が入るのは、カメラが位置情報サービスを使える状態で撮った写真だけです。「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「位置情報サービス」>「カメラ」が「しない」だと入りません。これから撮る写真に入れるなら、「このアプリの使用中」を選びます。
次のものには、たいてい撮影場所がありません。
いちばん手軽です。写真アプリには、撮影場所ごとに写真を地図に並べる表示があります。手順はAppleのユーザガイド(2026年10月2日確認)のとおりです。
「コレクション」の「ピン留め」にある「地図」からも開けます。旅行などのコレクションを開いて「その他」ボタン(…)→「地図で表示」を選ぶと、その旅の写真だけを地図にできます。
写真アプリを開き、「ピンで固定したコレクション」の「地図」をタップします。
地図には場所ごとに写真の枚数が出て、タップするとそこで撮った写真が並びます。
できないことも、はっきりしています。地図に出るのは撮影場所の入った写真とビデオだけで、国の数や国の一覧を出す機能はありません。数えるのは自分の目です。
写真の座標を国境のデータに当てはめて、国を数える無料のWebページです。私が作りました。インストールも登録もいりません。
たくさん選ぶときは、1枚目に指を置いて横へすべらせ、そのまま下へなぞります。一度に数百枚ずつが目安です。
写真の入ったフォルダを枠にドロップするか、「フォルダを選ぶ」で選びます。Macの写真アプリからなら、「ファイル」>「書き出す」>「未編集のオリジナルを書き出す」で、取り込んだときのままのファイルを書き出せます。Googleフォトに預けている写真は、Google データ エクスポート(Google Takeout)で書き出し、zipを解凍してフォルダごと入れます。写真ごとのJSONに入った位置も読みます。
結果は、国の数、国ごとの年(最初〜最後)と枚数、世界地図です。見出しの数は「国連加盟193カ国+台湾」で、香港などの地域は名前を出しますが、数には入れません。地図は保存も共有もできます。
読むのは撮影場所や日付などのメタデータだけで、写っている中身は見ません。写真はどこにも送られず、アクセス解析もCookieもありません。ページを開いたあとにWi-Fiを切っても動きます。
苦手なこともあります。Androidのブラウザでは、選んだ写真から位置情報が消されるので、写真では数えられません(パソコンで開くか、Googleマップのタイムラインの書き出しを使ってください)。iPhoneでライブラリ全体を数えるには、選ぶ手間がかかります。
ここは、自分のアプリの話です。
ずぼ旅は、写真の撮影日と位置情報から、インストールする前の旅を国・都道府県・市区町村と日付で地図に並べます。そこから先は、アプリを開かなくても、行った場所が自動で残ります(iPhoneの「大幅な位置情報の変更」を使います)。
ダウンロード無料・広告なし・アカウント登録なし。住んでいる国(初期設定は日本)の旅は都道府県・都市・滞在日・写真まで、海外は最初の1カ国まで無料で詳しく見られます。2カ国目以降も地図の色と総数には入り、詳細はプレミアム(買い切り¥800)で開きます。
向かない人もいます。国の数を知りたいだけなら、②で足ります。ルート(通った道)は残りません。これから先の自動記録には、位置情報を「常に」許可する必要があります。
iPhone・iPad(iOS 17以降)。Android版もGoogle Playで公開しています(機能と更新の時期は、iPhone版と違うことがあります)。
撮ったときの位置は、あとから取り戻せません。ただ、写真アプリで自分で場所を付けることはできます。国を数えるだけなら、都市名くらいで十分です。
何枚もまとめて付けるときは、先に「選択」で写真を選んでから、同じ手順です。
写真を選び、ツールバーの「情報」ボタン(またはCommand+I)→「位置情報」の欄に場所を入れます。「画像」>「位置情報」>「位置情報をコピー」で写した場所を、別の写真に「位置情報を割り当てる」で付けることもできます。
場所を付けた写真は写真アプリの地図に出るようになり、ずぼ旅の取り込みにも使えます。
国境データの精度は1km前後で、国境のすぐそばで撮った写真は、隣の国と判定されることがあります。行った国カウンターでは、結果の「国を足す・減らす」で直せます。
飛行機の窓から撮った写真には、上空を通っただけの国の座標が入ることがあります。カウンターではその国も一覧に出るので、身に覚えのない国は外してください。浜辺やフェリーの写真は、約13kmまでなら近くの陸の国に寄せ、それより沖は数えません。
カウンターは「国連加盟193カ国+台湾」で数えます。基準によって数は変わります。違いは「行った国の数え方」にまとめました。
写真の位置情報には、自宅の場所も入っています。人に送るときは、共有シートの「オプション」で「位置情報」をオフにすると、「位置情報なし」で送れます。カメラで場所を記録したくないときは、「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「位置情報サービス」>「カメラ」を「しない」にします。カウンターの「共有」で送るのは地図の画像と国の一覧のリンクだけで、写真や座標は入りません。
撮影場所を地図で見ることはできますが、国の数や国の一覧を出す機能はありません。数を出すには、写真の位置情報を国に当てはめる道具を使います。無料の行った国カウンターなら、ブラウザの中だけで数えられます。
そのままでは調べられません。撮ったときの位置はあとから取り戻せませんが、iPhoneやMacの写真アプリで、自分で場所を付けることはできます。何枚かまとめて付けることもできます。
数えられます。行った国カウンターは、写真をブラウザの中だけで読み取り、どこにも送りません。読むのは撮影場所や日付などのメタデータだけで、写っている中身は見ません。ページを開いたあとに通信を切っても動きます。
入りません。スクリーンショットには撮影場所の情報がなく、Webから保存した画像にも、たいてい入っていないためです。カメラで撮った写真でも、カメラの位置情報を「しない」にして撮ったものは入りません。
国境のデータには1km前後の誤差があるため、国境のすぐそばで撮った写真は、隣の国と判定されることがあります。行った国カウンターでは、結果の「国を足す・減らす」から手で直せます。
Androidのブラウザで選んだ写真は位置情報が消されるため、行った国カウンターでは写真から数えられません。パソコンで写真のフォルダを入れるか、Googleマップのタイムラインの書き出しを使ってください。ずぼ旅にはAndroid版もありますが、機能と更新の時期はiPhone版と違うことがあります。
このページについて。上の出典を2026年10月2日に読んで書きました。iOSが新しくなると、写真アプリのメニューの名前や場所が変わります。手順が手元の画面と違っていたら、shiori.sutudio@gmail.com までお知らせください。直して、日付を更新します。